佐賀銀行様 - VMWare ThinApp + thinforieCase Study

VMware ThinApp とIE 互換ブラウザthinforie で、
IE 6 を前提とした基幹業務システムの継続利用を可能に。
仮想デスクトップとの組み合わせによる
IT 投資の最適化と顧客サービスの向上も推進。

カスタマープロフィール

佐賀銀行佐賀銀行
本  店 〒840-0813 佐賀市唐人二丁目7番20号
設  立 1882(明治15)年 3月 9日
業  種 銀行業
資 本 金 160億62百万円
従業員数 1,457名(平成27年 3月 31日現在)
URL https://www.sagabank.co.jp/
佐賀銀行
業務統括本部 システム部
システム企画・開発グループ
調査役
林田 浩明 氏

事例概要

北部九州エリアに本拠を構える地域密着型の金融機関として、良質なサービスを通じて地域経済の発展に貢献する佐賀銀行。Windows XP のサポート終了と既存の業務端末の更改を機に、新たなクライアント環境の検討を開始した同行では、双日システムズが提供するIE 互換ブラウザthinforie とVMware ThinApp で、IE 6 で稼働する基幹系業務システムの継続利用を実現するとともに、VMware Horizon によるデスクトップ仮想化でハードウェアやOS、ブラウザのライフサイクルに縛られない柔軟なIT 基盤を実現しました。さらに、タブレット端末を使った渉外担当者の営業活動支援により、顧客サービスの向上にも取り組んでいます。

導入時期

  • 2015年3月

課題

  • Windows XP のサポート終了に伴う業務端末の刷新
  • IE 6 以外で動作が保証されない基幹業務システムの継続利用
  • 渉外業務の効率化や顧客サービスの向上に向けた行外でのタブレット活用とセキュリティの担保

ソリューション

  • IE 互換ブラウザ「thinforie」とアプリケー ション仮想化ソリューション「VMware ThinApp」で既存の業務システムの継続利用を実現するとともに、「VMware Horizon」によるデスクトップ仮想化でタブレット端末を利用して行外からでもセキュアに業務システムにアクセスできる柔軟なIT 基盤を構築

導入効果

  • アプリケーション改修のアプローチと比較して、多額の投資抑制効果
  • ハードウェアやOS、ブラウザのライフサイクルに依存しないIT 投資の最適化
  • 仮想デスクトップによる端末の一元管理で、サポート対応のスピードと品質が向上
  • タブレット端末の活用で渉外担当者の立ち寄り時間が削減し、より多くの時間を重要な顧客サービスに振り向けることが可能に

Windows XP のサポート終了で急務となったIE 6 ベースの業務システムの継続利用

昭和30 年に佐賀中央銀行と佐賀興業銀行の合併によって設立されて以来、地域密着型の金融機関として良質なサービスを提供し続ける佐賀銀行。IT の重要性が高まる銀行業界において、常に最新のテクノロジーを活用した業務環境の整備に取り組んできた同行にとって大きな課題となったのが、2014 年4 月のWindows XP のサポート終了です。

同行が長く安定的に運用してきたInternet Explorer 6(IE 6)ベースの取引履歴、格付自己査定、稟議支援といったシステムは、まさに同行の顧客サービスを支える基盤であり、その継続利用の可否は、Windows XPのサポート終了に伴って基幹業務に大きな影響を及ぼす重要な要件となりました。

システム部 システム企画・開発グループ 調査役の林田浩明氏は、「アプリケーションの改修によって最新のOS やブラウザに対応するという方法もありましたが、そのためには多額の改修費が必要になるうえ、将来的にもOS のバージョンアップのたびに追加費用が発生することから、この選択肢は早々に見送りとなりました。一方で経営サイドからは、渉外担当者が外出先からでもタブレット端末を使って業務が行える柔軟なクライアント環境の構築が求められていました」と話します。

業務システムのブラウザ依存を解消し IT 投資の最適化を支援するthinforie

大きな改修投資を行うことなく、既存の業務システムを継続利用するための手段として、佐賀銀行のシステム運用を支援してきた株式会社富士通エフサスから提案されたのは、双日システムズが提供するIE 互換ブラウザ「thinforie」と、アプリケーション仮想化ソリューション「VMware ThinApp」およびデスクトップ仮想化ソリューション「VMware Horizon」の組み合わせでした

thinforie は、マイクロソフトのライセンス問題に抵触することなくWeb アプリケーションの操作性をそのまま実現することができるIE 互換ブラウザです。IE 8 やIE 10 が搭載されたクライアント上に仮想環境を構築し、この上でIE 6 を動かすという運用形態は、マイクロソフトが同一OS 上で複数バージョンのIE 使用を認めていないため実現することができません。しかし、IE 6 の代わりにthinforie を使用し、ThinApp でシステムファイルやレジストリ情報など関連ファイルとともにアプリケーションごと仮想化することで、ライセンス問題に抵触することもなく、最新のOS やIE 8、IE 10 といったブラウザが搭載されたプラットフォームからでも、IE 6 ベースで開発されたシステムを継続利用することが可能となります。

「テストの結果、thinforie を活用することで、新たな改修投資も必要なくIE 6 用の業務システムを新たなクライアント環境で継続利用できることがわかりました。

一方、デスクトップ仮想化については、VMware のVDI 方式と競合他社が採用するRDS 方式がありますが、RDS 方式は環境ごとにサーバの構築が必要となり、IE6、IE8 の共存を考えた場合、余分な投資が発生します。セキュリティ面においても、ユーザーごとに個別の仮想マシンが割り当てられるVDI の方が安心であることから、最終的にVMware ThinApp が同梱されるVMware Horizon とthinforie の組み合わせを選択しました」(林田氏)

2014 年9 月の正式決定を経てスタートしたプロジェクトは、2015 年の1 月から各営業店への展開へと進み、3 月には新たな業務環境が無事にカットオーバーを迎えました。現在は、本店と103 の店舗の約1,300 台のクライアント端末(うち600 台はタブレット)が、仮想デスクトップ上で稼働する環境が整えられています。

今回のプロジェクトの導入効果に触れ、林田氏は「改修に伴うシステム投資を大幅に抑制し、従来の業務システムを継続使用できたことは大きな評価ポイントですが、同時にハードウェアやOS、ブラウザのライフサイクルに縛られない新たなクライアント環境が構築されたことで、IT 投資の最適化に向けた大きな第一歩を踏み出すことができました。この成果は、まさにthinforie とVMware ThinApp、VMware Horizon の相乗効果がもたらしたものだと思います。パフォーマンスに関しては、センター集約型のファイルサーバへのアクセスで以前よりレスポンスが改善され、ユーザーからは何の苦情もきていません。さらに管理面では、ユーザーからの問い合わせがあった場合でも、仮想デスクトップ端末は一元管理されていますので、これまでと同じ要員で迅速なサポートが提供できます」と話します。

行外におけるセキュアなタブレット活用で顧客サービスの向上を支援

thinforie とVMware ThinApp によって既存システムの継続利用を実現し、VMware Horizon の仮想デスクトップ環境で未来に向けた柔軟なIT 基盤を構築した佐賀銀行では、次なる施策としてタブレット端末の行外持ち出し、営業活用に向けた環境整備を推進しています。

同行では以前から、Android 端末を使った同様の取り組みを進めてきましたが、ここではExcel のマクロが使えないといった制約のほか、外部からのアクセスにおけるセキュリティの課題もありました。しかし、顧客サービスのさらなる向上を目指すうえで、行外での端末利用は必要不可欠な要件です。

「佐賀銀行が取り扱う商品は、投資信託や保険などさまざまですが、以前は提案の際、渉外担当が紙のパンフレットを持参していました。そのため、不足があれば職場に戻って来なければならず、移動時間だけで相当の時間を費やすこともありました。今後、外出先でタブレット端末を使えるようになれば、こうした無駄はなくなり、より多くの時間を重要な顧客サービスに振り向けることが可能となります」

既存のIT 資産の継続利用と投資の最適化という大きなハードルを越え、さらなる顧客サービスの向上に取り組む佐賀銀行。その日々の業務を支えるクライアント環境において、双日システムズのthinforie とVMwareのソリューションの価値が最大限に活用されています。

thinforie / VMware ThinApp 導入事例

本事例で導入されているソリューション・サービスについてのご案内

本事例で導入されているソリューション・サービスの詳細、お申し込み方法等については、詳細ページをご覧ください。

文中の会社名・製品名は、各社の商標または登録商標です。
尚、本内容は、執筆時の情報に基づいており、部署名等現在では異なる場合があります。