株式会社中京銀行様 - VMWare ThinApp + thinforieCase Study

Windows XP からの移行に伴うアプリケーションの継続利用をIE 互換ブラウザthinforie とThinApp で実現。
安定したクライアント環境とコスト削減を両立

カスタマープロフィール

本  店 〒460-0008 名古屋市中区栄三丁目33番13号
設  立 1943(昭和18)年2 月10 日
業  種 銀行業
資 本 金 318億44百万円
従業員数 1,298名(平成25年9月末現在)
URL http://www.chukyo-bank.co.jp/
株式会社 中京銀行
事務統括部
システムグループ
調査役
水谷 丈則 氏
株式会社 中京銀行
事務統括部
システムグループ
調査役
清水 克修 氏

事例概要

「地域の力を未来にひらく」というキーワードを経営ビジョンに掲げ、地域社会の潜在力開花に貢献する金融機関として、名古屋市を本拠にビジネスを展開する株式会社中京銀行。同行では、Windows XP のサポート終了に伴うクライアントOS のマイグレーションにおいて、双日システムズ株式会社が開発・提供するIE 互換ブラウザ「thinforie(シンフォリエ)」とVMware の「ThinApp」を採用。充実したサポートによりスケジュール通りの短期導入と安定稼働を実現しました。

導入時期

  • 2014年3月末(4月頭より本稼働)

課題

  • クライアントOS 移行に伴う改修作業の膨大なコスト
  • IEのバージョンに依存する業務アプリケーションの延命
  • タイトな移行スケジュール

ソリューション

  • thinforie とVMware ThinApp によるアプリケーションの仮想化

導入効果

  • 大幅に削減された改修コスト
  • これまでと変わらないレスポンスと操作性
  • ライセンス規約違反の排除

1,500 台のWindows XP パソコン上の業務アプリケーション延命が課題に

1943年2月、三重県津市で前身となる八紘無尽株式会社が設立され、1989年2月に普通銀行へと転換し現名称へと商号変更した株式会社中京銀行(以下、中京銀行)。地域に密着した金融機関として、お客様や地域社会、株主に対して常に質の高いサービスを提供しています。公共性の高い銀行業務を確実に遂行するため、ビジネスを支えるIT 環境にも深く配慮する同行にとって、2014年4月9日に控えていたWindows XP のサポート終了は大きな課題でした。

当時の状況について、中京銀行 事務統括部システムグループ 調査役の水谷丈則氏は、「全行で使用していた約1,500台に及ぶクライアントPC のOS がWindows XP でした。このため、2014年4月のサポート終了に向けた対応が不可避となり、2013年6月からOS マイグレーションに伴う対策の検討を始めました。そこでは業務アプリケーションの安定した継続利用を実現することが最重要課題と考えました」と振り返ります。

しかし、新たなクライアントOS に合わせてアプリケーションを改修した場合には、膨大なコストがかかります。「全営業店と本部の融資部門が使う業務システムなど重要な業務アプリケーションの多くがWindows XPを前提に構築されていました。このようなシステムの1つである“ 格付自己査定システム”を、OS のマイグレーションに対応する形で改修した場合には、3,000万円ほどの見積もりがベンダーから提示されました。他のシステムをすべて改修するとなると、この数倍のコストが避けられない状況で、改修以外の対応策が必須でした」(水谷氏)

代替案として同行が考えたのが、デスクトップの仮想化というアプローチでした。同行では、PC 環境、タブレット環境ともに1つのシステム基盤で使用できることも評価し、仮想デスクトップ導入に向けた検討を開始。ところが、この案もスケジュールとコストの問題により、別途対応策を検討することになりました。そこで、改めて検討したことが、「アプリケーションの仮想化」による対応でした。

アプリケーションをIE ブラウザ依存から解放するthinforie を高く評価

アプリケーションの仮想化は、アプリケーションの実行環境と利用環境を切り離すことで,クライアントOS の移行に伴う旧OS上のアプリケーションの延命や、クライアント環境の運用負荷軽減、さらにセキュリティ対策などを実現する手法です。本移行プロジェクトにおいては、アプリケーション仮想化のプラットフォームとして、3社のシステムインテグレーターから同じVMwareThinApp の提案があげられました。差が明確になったのはブラウザ問題に対するアプローチでした。

「Internet Explorer(IE)のバージョンに依存する重要な業務アプリケーションが複数あり、この継続利用にあたっては、互換ブラウザを使用する必要がありました。この中で、日本アイ・ビー・エム株式会社(以下、日本アイ・ビー・エム)が、双日システムズ株式会社(以下、双日システムズ)のthinforie を提案し、あとの2 社は同一のフリーソフトウェアの提案でした」(水谷氏)

中京銀行が最も重視したのは、システムの安定性やサポートの充実でした。
水谷氏は、「銀行業務に使用するという前提から考えると、安定性やサポート対応が非常に重要となります。初期コスト面だけを考えてフリーソフトを選ぶリスクは避ける必要があると判断しました。一方、thinforie は、双日システムズが開発した製品ということでサポートも充実しており、導入実績も豊富でした」と強調します。こうして2013 年10月に、thinforie とVMware ThinApp の導入が決定。10月末から導入プロジェクトがスタートしました。

本移行プロジェクトにおける対象アプリケーションは約30システム。うち、改修なしではそのまま新OS 上で稼働しない5システムをVMware ThinApp によるアプリケーションの仮想化の対象とし、10月末から11月頭までの2週間で動作確認および表示のズレなどを確認し、2014 年1 月20 日には試行運用を開始するという非常にタイトなプロジェクトでした。こうした状況での日本アイ・ビー・エムと双日システムズのサポート対応について、株式会社中京銀行 事務統括部システムグループ 調査役の清水克修氏は、次のように話します。
「こうしたプロジェクトでは、想定外の事態が発生することがよくあり、原因の究明と解決はスピードが求められます。プロジェクト全体を推進した日本アイ・ビー・エムとアプリケーション仮想化に精通している双日システムズが緊密な連携を図り、ソフトウェアベンダーに対する指示まで含め丁寧なサポートしていただいたことで、スケジュール通りにプロジェクトを完了することができました」

コストと移行期間を圧縮、これまで通りの使用感、規約違反の排除など多くの導入効果を発揮

導入効果について、水谷氏は次のように語ります。
「1 からアプリケーションを改修した場合や、デスクトップ仮想化という手段を選択した場合では、かなりの額のコストが必要な見込みでした。アプリケーション仮想化のアプローチにしたことで、コストと移行期間を圧縮できたと実感しています」

清水氏は、従来通り違和感なくアプリケーションを使用できている点をあげます。「画面上でのレスポンスが落ちるなどの状況が発生しないため、アプリケーションを仮想化していることに気づかないユーザーがほとんどです。ユーザーが違和感なく、これまで通りのレスポンス、操作性で使用できているという点も、重要な導入効果の1つだと考えています」

最後に水谷氏は、今回のプロジェクトを振り返り、次のように締めくくりました。
「今回、複数のシステムインテグレーターから提案を受けましたが、製品ライセンスに関わる規約を明確に指摘し、それを踏まえて提案したのが日本アイ・ビー・エムでした。具体的にはThinApp の中に直接IE6 を取り込むとWindows 7 内で2 つのIE が動き、ライセンス上での規約違反になるという指摘で、thinforie を導入することによってこれを回避できました。銀行業務を行う当行では、このような面についても特に配慮する必要があります。高い技術に加え、このような点についても的確な指示と対応をしていただいた日本アイ・ビー・エムと双日システムズは、今回のプロジェクトに不可欠なパートナーでした」

導入パートナー
日本アイ・ビー・エム株式会社
〒103-8510 東京都中央区日本橋箱崎町19番21号
http://www.ibm.com/jp/ja/

             (*1)「IBMプラットフォーム導入展開サービス」:詳細は【こちら】をご参照ください。

本事例で導入されているソリューション・サービスについてのご案内

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