JFE 商事株式会社様 - VMWare ThinAppCase Study

OS サポート終了に伴う既存アプリケーションの延命対応をVMware ThinApp で実現。
高いコスト効果と快適な利用環境を創出

カスタマープロフィール

東京本社 〒100-8070 東京都千代田区大手町1丁目9番5号
設  立 1954年(昭和29 年)1月
業  種 卸売業
事業内容 鉄鋼製品、鉄鋼原料、資機材、不動産等の国内取引、
輸出入および外国間取引
資 本 金 145億円
従業員数 1,290名(2013年3月31日現在)
JFE商事 株式会社
理事 システム監査技術者
IT 企画部長
荒木 達人 氏
JFE商事 株式会社
IT 企画部
基盤ソリューション室長
粕谷 博之 氏
JFE商事 株式会社
IT 企画部
基盤ソリューション室
平井 信之 氏

事例概要

鉄鋼製品の取り扱いをコア業務に、鉄鋼原料、資機材、船舶、燃料、化学品、産業資材の国内取引、輸出入取引、三国間取引、さらには食品事業、エレクトロニクス事業など幅広いビジネスを展開するJFE商事株式会社。同社では、Windows XP のサポート終了に伴うWindows 7 へのマイグレーションプロジェクトにおいて、単純移行が困難なアプリケーションの延命対策にVMware ThinApp を採用。OS のバージョンアップと同時に発生するシステム投資を先送りし、改修のための費用を大幅に削減するなど、さまざまな効果を創出しました。

導入時期

  • 2014年1月

課題

  • Windows 7 に向けた改修作業にかかる膨大なコスト
  • 単純移行できないアプリケーションの延命
  • 固有にカスタマイズされたクライアント環境

ソリューション

  • VMware ThinAppによるアプリケーションの仮想化

導入効果

  • 改修対応と比較して約10 分1 に削減されたコスト
  • OS のバージョンアップ時に発生する投資コストの先送り
  • ユーザー教育に関わるコスト・負荷の削減
  • 業務クライアントのレスポンス改善

XP サポート終了に伴うシステム移行で複数アプリケーションの延命が不可避に

JFEホールディングスの事業会社として、幅広い商社業務を遂行するJFE商事 株式会社。世界でビジネスを展開する同社において、IT に関わる企画・開発・運用を通じて事業活動の根幹を支えているのが、IT 企画部です。

常に社内ユーザーの業務生産性や品質の向上に寄与するIT サービスの提供を行ってきたIT 企画部にとって、2014 年4 月にサポート終了となるWindows XP の移行対策は大きな課題でした。業務用PC の標準OS としてWindows XP を使用していた同社では、Windows 7 への移行に向けた目的別組織が編成され、ハードウェア担当プロジェクト、アプリケーション改修プロジェクト、そして、既存アプリケーション延命のためのプロジェクトがスタートしました。IT 企画部 基盤ソリューション室長を務める粕谷博之氏は、既存アプリケーションの延命プロジェクトについて、次のように話します。

「クライアントサーバ形式のアプリケーションなど、一部のシステムについて、Windows 7 への移行が困難、または、その対応に長期間かかることが判明しました。このため、何らかの手段を使って該当アプリケーションの延命を図ることが不可欠となりました」

対象となったのは、全社員が使用する「旅費・交際費システム」、また関連会社へ発注を行う「オーダーシステム」、さらに基幹業務の「マスター管理システム」。旅費・交際費システムについては、Web ベースの新アプリケーションへの切り替えを予定していましたが、切り替えが完了する2014 年4 月までの間、延命対応が不可欠でした。この点について、同社の理事であり、IT 企画部長の荒木達人氏は、「Windows 7 用にシステムを改修すると、それぞれ4~ 5千万円もの費用がかかり、3 システムとなると億単位に達します。新たな価値を生み出さない“OS 変更対応” のためだけの大規模投資は、避ける必要がありました」と話します。

この解決策として、IT 企画部では以前からTCO 削減という観点から仮想デスクトップを検討していたこともあり、延命対応の手段として、 “ アプリケーション仮想化” というアプローチを決断しました。

短期間での導入、アプリケーションの競合排除などの優位性を評価してThinApp を採用

具体的なアプリケーション仮想化基盤の選定にあたってJFE商事では、システムインテグレータとして同社を支援する株式会社エクサに評価を依頼。候補としてVMwareThinAppを含めた3 製品があげられました。

「評価をした中で、ThinApp だけは仮想環境上で動くアプリケーション同士の競合も発生せず、起動も短時間でした。ThinAppを採用することが一番早道であると判断しました」(エクサ担当者)

実際の導入では、さまざまな工夫を重ねながら作業が進められました。IT 企画部 基盤ソリューション室の平井信之氏は、「標準のWindows XP だと思われていたクライアント環境に、カスタマイズしたプログラムが組み込まれており、インストールがうまくいかない事態が発生しました。また、アプリケーションについても、開発メーカーのサポートがすでに終了しているものがあり、手探りで対応しなければならないこともありました」と話します。

こうした状況において、プロジェクト推進を支援したのが双日システムズとエクサでした。「双日システムズは、ThinApp に関する多くのノウハウを持っており、当社だけでは思いもつかない解決策を示していただきました。たとえば、Microsoft Access と連携するためのインターフェースは、外部で開発されたため細かい点が不明でした。しかし、設定変更やパラメーター指定について双日システムズに尽力いただき、解決に至ることができました。その成果もあり、ThinAppの導入作業は当初の予定通りに、2014年1月に無事カットオーバーを迎えることができました」(平井氏)

コスト削減、投資の先送り、教育負荷の低減、レスポンス改善など多くの導入効果を発揮

ThinApp の導入効果として筆頭にあげられるのが“ コスト削減” と“ 投資の先送り” というメリットです。「システム改修という手段を選択していれば億単位が見込まれたコストが、ThinApp によるアプリケーション延命対応で、約10 分の1 に削減されました」(粕谷氏)。また、「OS のバージョンアップと同時に発生したであろうシステム投資を先送りできたことが最大の効果です。ThinAppでアプリケーションを仮想化したことで、OSやハードウェアなどの老朽化によるプラットフォーム更改と、アプリケーションの改修を切り離して扱うことができるようになった点は、大きな成果だといえます」(荒木氏)

「一方、ユーザー教育がほとんど不要となった点も大きなメリットでした。新たなシステムを構築した場合には、ユーザー教育が不可欠です。今回は、既存アプリケーションをそのまま延命することができたため、教育に費やす時間や投資を減らせたことも効果の1つです。また、ThinApp の採用で画面遷移などのレスポンスが改善されたと実感しています」(粕谷氏)

荒木氏は、今回のプロジェクトを振り返り、次のように語ります。

「アプリケーションの仮想化による延命対応は、ThinApp によってスケジュール通りに実現することができました。当社としてもノウハウを蓄積することができましたが、導入支援をいただいた両社の対応が、今回のプロジェクトには不可欠だったと実感しています」

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