パーカーエンジニアリング株式会社様 【製造業】 - GRANDITCase Study


事業統合効果の最大化をめざして導入されたGRANDIT。

カスタマープロフィール

paker01parker_logo_01 企業名 パーカーエンジニアリング株式会社
所在地 東京都中央区日本橋小網町19-7
業種・業界 製造業(エンジニアリング)
事業内容 自動車、二輪、住宅建材やスチール
家具など工業製品の塗装・表面処理
に必要なプラントの総合エンジニア
リング会社
資本金 4億9474万5千円
従業員数 268名 
導入モジュール 販売、調達・在庫、債権、債務、経理
連携ソリューション GRANDIT、個別原価管理アドオン
モジュール

あらゆる耐久消費財の表面処理を行う処理設備や塗装設備のトータルエンジニアリングを手掛けるパーカーエンジニアリング。
自動車工場向けのような大規模なプラント設備を担うエンジニアリング事業と小型製品向けの塗装設備を扱うグループ会社との事業統合に伴い、基幹業務システム統合を実施。2つの会社の統合効果を最大化するために、業務の効率化と業務改革を推進するERPソリューションとして採用されたのが「GRANDIT」である。

事例概要

統合効果を最大化するためにERPで業務システムを再構築

自動車のボディや家庭電気製品、携帯電話などほとんどの耐久消費財の表面が美しく塗装されている裏には、防錆や耐熱あるいは表面改質などのために表面処理が行われている。パーカーエンジニアリングは、表面処理剤のトップメーカーである日本パーカーライジングを親会社に持ち、国内外約60社からなるパーカーグループの技術を結集し、表面処理設備および塗装設備のトータルエンジニアリングと各種消耗品の販売などを行っている。パーカーグループは表面処理の分野で60%以上の国内シェアを持ち、防錆加工処理のことを“パーカー処理”と固有名詞で呼ばれるほど業界の認知度は高い。

パーカーエンジニアリングが手掛ける表面処理のための装置事業は、自動車工場のように全長数百mにも及ぶ前処理および塗装設備のプラントエンジニアリングから、間口2mほどの塗装ブースに至るまで対象製品によって規模はさまざま。薬剤の生産と防錆加工・熱処理加工システムの開発などを担う日本パーカライジングとともに、プラントエンジニアリングまでトータルソリューションを提供できるところに強みがある。

同社はもともと自動車メーカーなど向けの大規模な装置事業を中心としていたが、グループの経営統合の一環として、2000年に塗装ブースやその消耗品の販売を行うグループ会社、パーカーアレスターと事業統合を果たした。両社はそれぞれ個別の基幹業務システムを構築していたが、統合効果を最大化するために2006年に懸案のシステム統合を実施。その際に採用されたのが「GRANDIT」だった。

課題

  • 事業統合による業務の効率化、業務改革
  • 顧客マスタなどデータの一元管理
  • 会計処理の効率化

導入効果

  • データ入力業務の効率が大幅に向上
  • 海外拠点のメンテナンスに掛かる手間とコストの削減
  • 納品書発送の手間とコストを大幅に削減

事例詳細

業務改革を視野にERPによるシステム統合を推進

エンジニアリング事業が中心だった同社のオーダーシステムは製番別発注・仕入・支払を行う仕様で、年間1000~1200件の取引を想定して構築されていた。一方、パーカーアレスターのオーダーシステムは、単品として販売する塗装ブースやフィルターなどの消耗品の売上・請求処理が中心で年間2~3万件の取引を対象にしていた。 いずれもフルオーダーで構築したシステムであり、業態や取引ボリュームが圧倒的に異なるため、事業統合時にパーカーエンジニアリングのシステムに統合しようと検討したものの果たせずにいた。両システムが併存していたために、同じ顧客に対 して異なる顧客マスターが存在し、2種類の請求書が発行されたりするケースもあった。 また、会計処理をするために両システムのデータをExcelなどを利用して手作業で集計して会計システムに登録するなどの作業の手間が発生しており、実績管理の点でも不都合が起きていた。そうした課題解決を含め事業の統合効果を最大化するために、2004年4月に業務改善委員会を発足。翌年に新業務システム委員会を立ち上げ、基幹業務システムの再構築プロジェクトを推進した。委員会の名称通り、業務改革を視野に入れたERPによるシステム統合だった。

GRANDIT導入事例イメージ図(パーカーエンジニアリング様)

純粋な日本製ERP、完全Web対応を理由に「GRANDIT」を採用

パーカーエンジニアリング様のGRANDIT導入事例01新業務システム委員会でパッケージ選定を検討していく中で「GRANDIT」を採用した理由は、同パッケージが国産ERPであったこと、完全Webプラットフォームに実装されたERPであることだった。

「GRANDITは一から日本で開発されたパッケージであり、日本の特有の取引慣習が組み込まれています。余計なカスタマイズも減らすことができ、導入期間を短縮できるとともに、導入費用も抑えられると判断しました。実際、他社の提案がカットオーバーまで1年半~2年を提示したのに対し、「GRANDIT」は短くて半年、長くても1年弱という提案でした」(管理部統括課長村上一浩氏)。

また、完全Web対応であることのメリットを、インフラ管理を担当する業務部係長續直樹氏は、次のように述べる。「従来のシステムはVisualBasicで開発したクライアントモジュールが必要であったため、セットアップやメンテナンス作業が手間でした。国内拠点はもちろん海外子会社からの利用も視野に入れていたため、クライアントのメンテナンスに本社から出向くことなく、手間とコストを削減できます。これは検討段階から要求した1つの要素でした」。

入力業務が大幅に省力化、ワークフロー機能の利用などにより業務改善を推進

パーカーエンジニアリング様のGRANDIT導入事例02新業務システム委員会でパッケージ選定を検討していく中で「GRANDIT」を採用した理由は、同パッケージが国産ERPであったこと、完全Webプラットフォームに実装されたERPであることだった。

導入後、最も目に見える効果は、入力業務の大幅な効率化であるという。従来のようなデータの二重入力がなくなったことや、以前の取引を基に受注・出荷処理を営業担当者レベルで可能になった。「拠点の事務担当者が受注入力を担当していましたが、営業担当でも入力業務ができるようになり、事務担当が休暇であっても受注から出荷業務が滞りなく進められるようになりました。
また、年間数万件の受注がある消耗品では納品書を1件1件郵送していましたが、発注処理とともに納品書の自動FAX機能を使うようになり、手間と発送コストを大幅に削減できました。
その結果、事務担当者の残業を半減することができました。」(管理部担当課長一ノ瀬茂氏)と指摘する。

今後の期待として村上氏は、「個別原価管理によるエンジニアリング事業の収益率向上は今後の期待。また、第2フェーズとして電子承認機能を利用する計画ですが、そうしたワークフローの電子化をはじめ、業務改革の推進によって事業統合効果を最大化することに「GRANDIT」が寄与してくれると期待しています」と強調する。

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